痛くない老犬のハーネス選びのポイントやオーダーメイドのメリット・デメリット
痛くない!シニア犬が快適に過ごせるハーネス選びのポイント
愛犬がシニア期に差しかかると、若い頃には見られなかった変化が徐々に現れてきます。足腰が弱ったり、持病を抱えたりすることもあるでしょう。
そんな老犬との生活を快適に、そして安全に過ごすためには、飼い主である私たちが注意深くサポートしていくことが大切です。
こちらでは、シニア犬にとってより快適な暮らしを提供するために、ハーネス選びの重要性や最適なハーネス選びのポイントについて解説します。
シニア犬にハーネスが必要な理由
加齢に伴う体への負担を軽減
体重を分散させることで関節への負担を軽減し、腰や足への負担を和らげます。特に、老犬は若い犬に比べて筋肉量が減少し、関節の柔軟性も低下しているため、体重を支える負担が大きくなっています。ハーネスは、体重を分散させることでこれらの負担を軽減し、愛犬が快適に歩行できるようサポートします。
足腰が弱くなった際のサポート
立ち上がりや歩行を補助することで、愛犬の自立をサポートし、転倒などのリスクを軽減します。特に、足腰が弱って立ち上がりが困難になったり、バランスを崩しやすくなったシニア犬にとって、ハーネスは安全を確保するうえで重要なアイテムです。ハーネスを着用することで、飼い主が愛犬をしっかりと支えやすくなり、転倒や怪我を防げます。
シニア犬のためのハーネス選びのポイント
痛くない素材選び
特にシニア犬の皮膚はデリケートですので、ハーネスの素材選びは慎重に行う必要があります。摩擦や蒸れによる皮膚トラブルを防ぐため、柔らかくて通気性の良い素材を選びましょう。例えば、ナイロン素材は丈夫で軽量なうえに耐久性があり、汚れにくいのが特徴です。また、クッション性のある素材なら皮膚や気管など体に負担がかかりません。
愛犬の肌の状態や活動量に合わせて、最適な素材を選びましょう。
サイズ調整の重要性
ハーネスは、愛犬の体にぴったりとフィットしていることが大切です。大きすぎるとズレてしまい、歩行の妨げになったり、擦れて痛めてしまう可能性があります。小さすぎると、動きを制限したり、呼吸を苦しくしたりする可能性があります。
正しい採寸方法
ハーネスのサイズを選ぶ際には、愛犬の体のサイズを正しく測りましょう。首回りだけでなく、胴回りも忘れずに測ることが重要です。また、ハーネスの種類によっては背中側の着丈やお腹側の前丈も測定してください。
- 首回り:首の前側の付け根・胸骨から首の後ろの付け根を通って、ふたたび胸骨までくるっと1周した長さを測る
- 胴回り:肋骨の一番広い部分(みぞおちのやや前辺りを1周した長さ)を測る
- 背中側(着丈):首の後ろの付け根から肋骨の一番広い部分までの背中側の長さ
- お腹側(前丈):首の前側の胸骨から胴回りまでの長さ
ただし、愛犬の体格や毛の量によって、適切なサイズが異なる場合があります。心配な場合は、ショップの店員さんに相談したり、実際に試着させてみたりすることをおすすめします。
体型に合った調整
サイズを測ったら、愛犬の体型に合った調整を行いましょう。ハーネスの種類によって調整箇所は異なりますが、首回りや胴回りを調整できるものが一般的です。調整箇所が多いほうがより体型に合わせやすく、装着しやすいためおすすめです。
老犬特有の症状に合わせた機能性
老犬になると、足腰の筋力低下や関節のトラブルなど、様々な症状が現れます。ハーネス選びでは、こうした症状に合わせた機能を持つものを選ぶことが大切です。
全身サポート型
体全体を支えることで、起立や歩行を補助します。
後肢サポート型
後ろ足の持ち上げが困難な場合に、持ち上げる動作を補助したり、歩行時のふらつきを軽減したりします。
愛犬の状態に合った機能を持つハーネスを選ぶことで、より安全で快適な暮らしをサポートできます。
オーダーメイドハーネスのメリット・デメリット
オーダーメイドハーネスのメリット
完璧なフィット感
愛犬の体型に合わせて製作するため、締め付けやズレがなく、快適な着心地を提供します。
症状に合わせた設計
関節炎やヘルニアなど持病を持つ犬のために、負担を軽減するような設計を施すことができます。例えば、腫瘍や怪我がある、その部分に触れないように製作することが可能です。
特に介助や介護が必要になった老犬にとっての移動には、「心身の健康」「身体機能の維持」「足りない機能の補助」「安全」のための設計・製作が欠かせません。
特別なご事情がある犬のオーダーが可能です。
オーダーメイドハーネスのデメリット
価格が高い
愛犬の体型に合わせて一から製作するため、一般的に、既製品のハーネスと比較して価格が高額になる傾向があります。
製作に時間がかかる
採寸データに基づいて製作するため、完成までに時間がかかる場合があります。
シニア犬にハーネスを着ける際の注意点
正しい調整方法
ハーネスの機能を最大限に活かし、愛犬に負担をかけずに安全に散歩を楽しむためには、正しい調整方法をマスターすることが重要です。ハーネスの種類によって装着方法が異なりますので、購入したハーネスの説明書をよく読み、正しく調整しましょう。装着後は、ハーネスが体にフィットしているか確認してください。きつすぎたり緩すぎたりすると、愛犬に負担をかけたり、ハーネスが抜けてしまう原因になります。
着用時間の調整
愛犬の状態に合わせて、ハーネスの着用時間を調整することも大切です。
足腰が弱り、立てない時間があるなど介護が必要な状態の場合
覆う部分が大きくて重量のあるハーネスの場合、長時間の着用はあまりおすすめしません。休息時や就寝時は外すなど、愛犬の様子を見ながら着用時間を調整してください。
なお、良質で軽いハーネスなら、シニア犬でも問題ありません。
ハーネスに慣れていない、嫌がる仕草を見せる場合
シニアになってからハーネスを初めてつける場合、最初は短時間から始め、徐々に着用時間を延ばしていくことで、ハーネスに慣れていくようにします。
愛犬の様子をよく観察し、ハーネスの着用が負担にならないよう、適切に時間を調整してあげてください。
ハーネス着用時のチェック
愛犬にハーネスを着用させたら、状態をチェックしてあげましょう。チェック項目は以下を参考にしてください。
- 首回り:毛が擦り切れていないか、赤くなっていないか、食い込んでいないか
- 胴回り:締め付けすぎていないか、ハーネスが回転していないか
- 足の付け根:擦れや痛みがないか
- 皮膚:かぶれや湿疹ができていないか、湿疹の箇所に当たっていないか
体重の変化などあるため、調整後も定期的に確認しましょう。
少しでも異常があれば、ハーネスの使用を中止し獣医師に相談しましょう。
オーダーメイドのような着心地を提供!シニア犬用のハーネスをお探しなら
愛犬がシニア期を迎えても、散歩は楽しみの一つであり、健康維持のためにも重要です。しかし、加齢による体への負担を考えると、首輪ではなくハーネスの着用が推奨されます。こちらの記事では、シニア犬にハーネスが必要な理由、ハーネス選びのポイント、オーダーメイドハーネスのメリット・デメリット、そして注意点を紹介しました。愛犬の体格や健康状態、そしてライフスタイルに合わせたハーネスを選ぶことで、シニア期になっても安全で快適な散歩を楽しめます。記事を参考にして、愛犬に最適なハーネスを選んであげましょう。
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